![]() | ![]() |

| 第2回 突撃会社訪問はやめたほうがいいと思う(その2) |
|
予期しない学生Aの言葉に頭がクラクラしつつ、わたしは確認しました。
わたし「……えーと、ごめんなさい、あの、……いつも、当社をご通学の折に、見かけてくださっていると、それで関心を持ってくださった、ということですね……」 学生2人「(うなずく)」 わたし「うーんと、では当社のことは何か資料でご覧になったり、話をきいたりとかは……?」 学生A「親もこの会社に入れたらすごいっていってました」 わたし「……資料請求はしていただいていますか?」 学生2人「(おびえて首を振る)」 わたし「そうですか……(何をどういってあげればいいかしばし悩む)。」 黙ってしまったわたしを見て、ますます緊張が高まり眉間にしわをよせんばかりの学生。 わたし「あのですね、当社はおかげさまで資料請求だけでも相当数をいた だいているんですね。それで、企業研究をしていただくためにセ ミナーも行うわけで……。突然いらしたお二人だけのために企業 の説明をゼロからして差し上げるのは、現実問題としてできない ですし、きちんと手順をふんで資料請求いただいているほかの方 に不公平になると思うんです。なので、通常の会社案内をさしあ げますから、これを今日はお持ちいただきますが、最新のデータ を含んだ採用用の会社説明や応募書類は印刷ができ次第、資料請 求いただいた方に郵送していますので、資料請求してください、 よろしいですか?」 多分、最後の「資料請求してください」だけ頭に入った模様。うなづく2人。 わたし「それから、この会社案内の内容は採用用の資料に含んでいるので、 お友達にも、直に会社にきたら資料がもらえるとかいわないでく ださいね。ほんとは当社に関心を持っていただけるのは大変あり がたいことなんですけれども、突然きていただいても、学生さん も企業研究していないし、人事も予期していないというのでは、 お互いいいコミュニケーションにならないと思うんです。そうだ と思いますよ。だから、きっと思いきってきてくださったのだろ うとは思いますが、ちゃんと準備して行動しないと、他の企業で も迷惑をかけるし、あなた方にとってもムダ足になりますよ。」 わたしのいったことを頭に入れていただいたかどうかはわかりませんが、恐怖に、目を見開いた2人は、それでもお互いの目に『会社訪問をした達成感(恐怖を乗り越えた同士愛?)』を確かめあいつつ御礼をいって帰って行かれました(手ぶらで帰すのもなんだと思ったけど、これなら、会社案内あげなくてもよかったな、とちょっと後悔)。 まあ、ここまで会社のことを知らずに来られる方はまれですが、ある程度会社のことを勉強した上で、履歴書を携え、ぴしっとスーツを着て、しかも突然やってくる学生さん、という方はおられます。本人もダメもとで来ているでしょうから悪くはないですが、やはりまずは電話でアポをとらないと印象が悪いと思いますし、非効率でもあると思います。採用は企業によっていろいろなやり方をしているし、それなりの準備がありますからね。 第一、人事の採用担当というのは大変来客の多い仕事で、接客と打ち合わせと山ほどの問合せ電話の合間にデスクワークをしているわけなのです。予期せぬ訪問客(しかも会社のことを何も勉強していない学生が普段着で!!)が来られるとほんとに困る(正直ハラ立つ!)のです。少なくともわたしはそうだった……。 ちなみに、アポなしで会社訪問をしてくださった学生さんが、内定まで残った例は、他社では知りませんが、わたしは記憶にありません。参考まで。 |
| 第1回 突撃会社訪問はやめたほうがいいと思う(その1) |
| 第3回 親からの電話は基本的にオカシイ! |
| 第4回 電話やメールで訊ねることって何? |
| 第5回 彼氏・彼女の就職活動 |
| 第6回 面接評価の具体例 |
| 第7回 完璧主義と無自覚・無神経な依存心 |
| つかっちー プロフィール |
|---|
|
出版社に6年勤め、就職情報誌編集・大学就職部への営業・人事採用を経験。 ”ダメ社員”として周囲に迷惑をかけ続け、自身も痛い思いをいっぱいした上で、なんとか円満に退職。そんな会社時代の経験などをHPで発表していたところ、「GET!」さんに目をつけられた。 *31歳*大阪府在住のフリーライター*女性* URL:「楽しい仕事を考えるホームページ」 E-mail: tsuka.m@nifty.com |